恋愛相談・・・44氏


そんな高2の冬の思い出。

景山「○○君、ちょっと相談があるんだけど…。」
僕 「どーした?」
景山が僕に相談することといえば、大体恋愛のことだ。
景山「…実はね、僕、好きな子が出来たんだけど…。」
僕 「ほう。いいじゃん。誰だよ?」
景山「…うん。…陽子ちゃん。」
陽子!?それは無理だぞ景山。あいつは無理だ。
陽子は活発な性格で、しもネタもバンバンいける「僕の女バージョン」みたいな子だ。
とうてい景山では相手できない。
僕 「あぁ〜、陽子かぁ。またやっかいなのに惚れたなぁ。」
景山「そんなこと言わないでよ…。何とかならないかな?」
何ともならん。

景山の相談は、陽子に色々と聞いて欲しいという事だった。
景山が聞いてもらいたいこと、
・陽子に彼氏がいるかどうか。
・どんな男がタイプか。
・陽子が処女かどうか!
馬鹿か!?処女かどうかって!
景山「……聞いてもらえないかな?」
僕 「う〜ん、いいけどお前、処女かどうかって…。」
景山「僕には重要なの!そこがネックなの!!」
はぁぁ。馬鹿か。処女はありえんぞ。

僕 「わかったわかった。聞いてみてやるよ。」
景山「ありがとう!よろしくね!」

僕 「じゃぁ聞いたら教えてやるから。」
景山「…うん。でも、僕も陽子ちゃんに直接聞きたいんだよね。」
何言ってんだお前は?
僕 「は?じゃあ自分で聞けよ。」
景山「それは恥ずかしいもん!」
お前!もん!じゃねーよ!

僕 「じゃあ一緒に聞きに行くか?付いてくればいいよ。」
景山「それも恥ずかしいよ!」
このやろう。どうすりゃいいんだよ。
景山の言っていることは意味不明だったが、何とか望み通りにするために計画を練った。

僕 「じゃあさ、放課後に陽子と教室で話するから、……。」
放課後に陽子を教室に呼んで話を聞く、その間、景山は掃除道具のロッカーに
潜んで話を聞く。これでどうだ!
僕 「これならいいだろ?陽子の声も聞こえるし。」
景山「うんうん!それいいね!そうしよう!」
冗談半分だったのに、景山が素直に乗ってきた。馬鹿だ。
僕 「じゃあ、今日の放課後さっそくやるぞ。」
景山「うん!」

そして放課後。
僕と景山は、教室に誰もいなくなるのを待った。
僕 「よし、陽子呼んでくるから静かに待ってろよ!」
景山「うん!」
僕は景山を掃除道具のロッカーに押し込んだ。楽しくてしょうがなかった。

僕は陽子を呼びに教室を出た。
しばらく探したが陽子がいない。やばいな。まぁ今日は諦めるか。

計画中止を景山に伝えるために、教室に戻った。
「!?」
「…だよね。」「……だよ。」
誰か教室にいる!景山は出てこられなくなっているようだ。
僕はしばらく中の様子をうかがっていた。
陽子「……でさぁ。」
貴子「…まじでぇ?」
ああ!!陽子だ!!教室でしゃべっているのは陽子たちだ!!
これは好都合だ!ついでに話を聞こう!

僕 「おーい、何やってんの?」
陽子「あ、○○。貴子と話ししてんだよぉ。」
僕 「俺もまぜてよ?何の話してんの?」
陽子「え〜、えっちな話。」
ほう!!それは興味深い!!

僕 「陽子って彼氏いるっけ?」
陽子「いるよー。」
貴子「今その話してたんだよね〜。」
景山…。いるってさ。
僕 「同級生?」
陽子「ううん。25歳のひと。」
25歳!?ほほう。やらしぃな!
僕 「25歳か。やらしぃな!」
貴子「やらしぃよね〜。昨日もえっちしたんでしょ?」
ほほう!どど、どんなえっちしてるんだ?陽子は??
陽子「えぇ〜、普通だよぉ。」
貴子「うそぉ。縛られたりしてるっていってたじゃん!」
ななな、何!?し、縛るのか!?そ、それが大人のえっちってやつか!?
僕 「ほほ、ほう!しし、縛るんすか!?ほほほぅ!」
陽子「ちょっと○○。興奮しすぎだよぉ。」

僕 「よよよ、陽子はどんな体位が好きなの??」
陽子「えぇ〜、…バックかなぁ?」
ふぉおおぉ!!ババ、バックすか!?ほおおぉぉ!!
僕 「ふふ、ふぅぅん。何でバックが好きなの?」
陽子「だって、ヤラレてる!って感じするじゃん?すっごい気持ちイイし!」
うおぉ!!そそ、そうなのか!?よよ、陽子がバックで…うおぉぉ!!
陽子もテンションが上がってきたようだ!
僕 「ほほ、他には?」

陽子「…えぇ〜、あ!あれが好き!!なんだっけあの…ぬるぬるの…。」
ロロ、ローションプレーかぁ!!ここ、このやろう!!
僕 「ロロロ、ローションだな!」
陽子「そうそう!こないだホテルでやったの!あれはイイよ!!」
うおお!!ぬるぬるの陽子がバックで!!うおぉぉ!!!
僕 「ほほ、ほう!そそ、それで?他には??」
陽子「えぇ、……。」

バッタァァァンッ!!!
「!!!!!」
なな、何だ!?僕らはいっせいに振り返えった!!
景山「うわわぁぁぁぁぁんっ!!!」
景山がロッカーから飛び出し駆け抜けていった。
ああ!!景山!!
すまん…景山…お前のこと忘れてたよ…。

陽子「…ビックリしたぁ。今の…景山くん…だよね?」
僕 「おお、おう。そそ、そうみたいだな。」
景山には刺激が強すぎたみたいだ。

景山は次の日、学校を休んだ。
すまん、景山。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送