丸見え・・・44氏


今回も前出の涼子です。
>44の事件の次の日。
このままではいかん!何とか涼子と和解(?)せねば!と思っていた。
一日観光を終え、夜ホテルに帰ってきてジュースを買おうと自販機コーナーに行った。
そこで偶然、涼子と鉢合わせた。
涼子「!!」
僕 「お、おおう。」
涼子「……。」
き、気まずい!どうしたものか!?
僕 「…あ、あのさ、昨日の事なんだけどさ…。」
涼子はうつむいたまま。ヤバイ!!
涼子「…ごめん。」
へ?ごめん??何で僕が謝られるのか??
涼子「…昨日さ、つい手が出ちゃったけど…」
涼子「冷静に考えたら○○の冗談だったんだよね…。」
涼子「○○がオカズとか言うから…。」
ここ、これはいい流れだ!!買いかぶってるよ涼子!!

僕 「いや!俺が悪いんだよ…。ちょっとフザケ過ぎた…。ごめん。」
この流れに乗ろう!そうすれば僕は社会復帰できる!!
涼子「…ううん。拾ってくれたのにごめんね。」
涼子「落としたの恥ずかしくって誰にも言えなかったから…。」
僕 「悪いのは俺だもん。最初の一発はしょうが無いけどね。(笑)」
涼子「うん(笑)よかった。気になって今日一日楽しくなかったもん。」
ヤッタ!!やったよ!何とかごまかせた!!
俺 「あ、ジュース買ってやるよ。オレンジジュースがいいよな?」
涼子「いや。烏龍茶。」
コノヤロウ。
僕 「あのパンツ履くときは俺を思い出せよ!」
涼子「もう。馬鹿!」
また軽く殴られた。涼子はやっぱり暴力的だ。

こうして僕は「変態」ではなく「変態キャラ」におさまった。
いや、まじでよかった!かぶったのとかバレたらシャレにならん!!!
こんな感じで、涼子とはその後も仲良くしていた。

時は経って、冬。
友人宅での鍋パーティーが企画された。
8人くらい集まってた。男女半々くらいで。
その中にはもちろんカップルもいたが、僕は一人身だった。
涼子、里子、いっつも出てくる僕の友達も参加していた。
一同「かんぱ〜い!」
僕は酒が弱いのでちょっと飲んだだけでほろ酔い気分だった。
もう卒業が近いこともあって思い出話に花が咲いた。
友達「あ、修学旅行。覚えてる?」
里子「うん!楽しかったよね〜!」
あ〜ちょっと酔っ払って気持ちいぃ。ふわぁぁ。
何!?修学旅行??修学旅行の話かね?ほう!
僕 「修学旅行か!修学旅行といえば、なぁ涼子!あれだ!涼子がパン…」
ガッッ!!コタツの中で思いっきり足を蹴られた。イッタァー!!
涼子は誰にも言ってなかったのに、酔いに任せてつい口走りそうだった。
涼子「それよりさぁ〜…」
涼子は僕を睨みながら話題をそらした。
僕はもうふわふわして正常な判断力を失っておりました。

一通り鍋も終わって、それぞれにまったりし始めていた。
コタツには僕、僕の正面に涼子、右に里子、左に友達。
しもネタなんかを散りばめながら、うだうだ言っていた。
あぁぁぁ、もーだめだ。眠い。酔ってるよ。
僕 「眠い!寝る。あとヨロシク!」
僕の後ろは壁だったので、里子側に頭を倒した。
で、何気なく頭をコタツにもぐり込ませてみた。
うおおおぉぉ!!!涼子!!!パンツ丸見えじゃん!!
膝立てて座ってるから丸見えじゃん!!!
ききき、気づかれないよな?よし!しばらく見てよう!!
僕 「…」「…」「…うお!」
りょ、涼子!もじもじするな!!が、我慢できんじゃないか!!

しばらく見ていたら、酔いとコタツの熱でボーっとしてきた。
あぁ〜!我慢できん!!独り占めするのはもったいない!!!
もうおかしくなってました。
僕 「おい!大変だ!!」
僕はコタツに頭を突っ込んだまま叫んだ!
友達「うわ!何だ寝てねーのかよ!」
僕 「お前も、もぐれ!涼子のパンツが丸見えなんだよ!!涼子のパン…」
ドカッ!!強烈に蹴られました。顔を。いたいいたい僕痛い!!
涼子「馬鹿!!」

今思えば、僕は涼子のこと好きだったのかも。
そんな思い出です。長々と失礼しました。

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