パンツ・・・44


修学旅行のとき。
風呂の時間は決められてたんだけど、人がいっぱいいるのが嫌だったんで
一人で時間をずらして行くことにした。

一階の風呂場に続く狭い廊下で、ふと足元に布っ切れが落ちていた。
「何だ?」拾い上げてみると、うぉ!どう見ても女子のパンツじゃないか!?

その時、後ろから人が来る気配がした。僕はとっさにパンツをジャージのポケットに
押し込んだ。
「ねぇ?」
その気配が話し掛けてきた。振り返ってみると、同じクラスの涼子だった。
涼子はどっちかっていうとかわいい子で、それなりに僕とも仲が良かった。
僕 「どーした?」
涼子「…うん。何か落ちてなかった?」
ははぁ〜ん。このパンツは涼子のだな。
俺 「なな何もなかったよ。落し物??」
涼子「いや、いいの。ごめんね。」
そう言って涼子は来た方に帰っていった。めでたく涼子のパンツをゲットいたしました!!
僕は風呂に行くのをやめてそっこう便所にこもった。

「とと、とりあえず、抜くか?」
もうチンコはヴィンヴィンなので、とりあえず抜こうと思ってひとしきり匂いをかいだりした。
涼子のだって考えるとものすごい興奮した。匂いかいだり広げてみたり。何だ?何かたりないぞ?
その頃、僕のマイブームは「変態仮面」だった。そのおかげで、
「そうだ!被ればいいじゃん!」という結論に至った。
ちょうど股間の部分を鼻のところに当ててっと…
「フォオオオオォォォォォッ!!!」
僕はチンコ丸出しで叫んだ。最高に興奮した。
とりあえず一発抜いて、さてどうしようかと冷静に考えた。
いまさら返すわけにもいかないし。僕の宝物だし。

便所を出て自分の部屋に帰ろうとしていると、涼子が階段のあたりをうろついていた。
俺 「まだ見つかんないの?」
涼子「あ、うん。」
俺 「一緒に探そうか?何落としたの?」
涼子「いやいや、いいよ!まじでいいから!!」
そりゃそうだろうな〜。いくら探しても見つからないぜ〜。
俺 「そうか。見つかるといいパンな。」
涼子「??」
俺 「じゃあ俺、部屋帰るパン。」
涼子「!!」
あからさまに牽制。僕はこんなに変態だったのか。
涼子「ちちょちょっと!」
俺 「何?」
涼子「…こっち来て。」
さすがに涼子も気づいたようで、人気の無い方へ連れて行かれた。

「僕」と「俺」が混ざってますね。すいません。

涼子「○○、知ってんの?」
僕 「知らんパン。」
ドスッッ!!涼子のパンチが脇腹に入った。
「うっ…」我慢の限界だったらしいデス。
涼子がこんなに暴力的だとは思わなかった。
涼子「拾ったの?持ってんの?」
僕 「ごめんよぁ〜。ちょっとフザケタだけだよぉ。」
僕は泣きそうだった。こんなに怒ると思わなかったんだもん。
涼子も顔を真っ赤にして、泣きだしそうな感じだった。ていうか、泣き出した。
涼子「何で○○が拾うのぉ?嫌だぁ。」
さっきまで怒ってたのに。僕はなんだか優位に立った気がして、立ち直った!
僕 「だって、いきなり涼子が来るんだもん。あせっちゃって。」
涼子「○○だけには見られたくなかったのに…。」
だけ?これはもしや!?涼子は俺が好きなのか??

ドキドキドキドキ
僕は黙って涼子の次の言葉を待った。ポケットの中のパンツを握り締めて。
涼子「…○○に拾われたら何されるか分かんないじゃん!」
ウオオオオォォォォ!!そっちかぁぁ!!
僕 「ななな何言ってんの?なな何もする訳無いじゃん!」
涼子「…って言うか早く返してよ!」
僕はもそもそと涼子のパンツをポケットから出した。
涼子「何かしたでしょ?…怒らないから、さ?」
僕 「ごめん。ちょっと…しちゃった。」
別に言わなくてもいいのに。言わなくてもいいってば!
僕 「オカズにしちゃった。」
バシッッ!!!今度はほっぺただった。いたいいたい。
涼子「馬鹿!変態変態変態!!!」
怒らないって言ったじゃぁぁぁん。
涼子「もうこんなの履けないよ!!」
涼子は走って行っちゃった。
僕 「いらないんならくれよぉ〜。」

僕は卒業まで変態呼ばわりされました。
えっちじゃなくってごめんなさい。以上パン。

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